草刈作業の現状
昔の草刈り作業は、両脚を踏ん張り、両手で大鎌を振り回していました。
約60年ほど前に機械化され回転刃となり随分と楽になりました。
しかしその後、大きな発展はありませんでした。
背負い式のタイプもありますが、吊り下げ式両手タイプが多くの割合を占めています。
身体の側面に肩からバンドで吊り下げ両手で振り回すため、全身を使う重労働でした。
草を刈る手に、未来を託して
ー兼業農家と林業を支える男たちの物語ー
60年間変わらなかった草刈り作業に、脚と腰で操作する「草刈進」が革新をもたらす。
山林・斜面・空地の管理に苦しむ兼業農家の作業負荷を半減!
土地を守る人の誇りと可能性を、もう一度未来へつなぐ物語。
山を背負う男
加藤さん(仮名)、新潟に暮らす56歳。
平日は建設会社で現場監督。週末は親から継いだ田畑と山林に向かう兼業農家。
手入れが行き届かない空地、伸び放題の雑草、
それに加えて、斜面の急な山林は重機が入らない。
結局、草刈機を担いで、汗だくになりながら急勾配を上り下りする。
「やらなければ、隣地の迷惑になる。でももう、体がもたない…」
彼の心の中には、土地を守り続けたいという誇りと、
体力と時間に押しつぶされる不安が渦巻いていた。
60年間、進化しなかった現実
草刈りのスタイルはこの60年間、ほとんど変わっていない。
肩に担いで両手で操作する吊り下げ式──全身で支える重労働。
空調服があっても、ベルトが邪魔をして風が通り難い。
刈っても刈っても草は生え、作業のたびに身体が悲鳴をあげる。
「農地も山林も、いつか手放すことになるんじゃないか…」
そんな諦めが、ほんの少し、胸に芽生え始めていた──。
その発想は、なかった
ある日、農業仲間に紹介されたのが「草刈進」。
「腰に装着して、脚の力で操作するんだってよ」
「しかも、脚は腕より5~7倍も力があるらしい」
加藤さんは半信半疑だった。
けれど、試しに着けてみた瞬間、
手応えが“重さ”から“滑らかさ”に変わった。
「これ……まるで、草刈りじゃないみたいだ」
空調服もしっかり機能する。斜面でもバランスが崩れにくい。
7年もの開発を経て完成した、日本発・世界初の草刈りギア。
それは彼にとって、“希望”だった。
体験会で見た未来
「今、腕でやってる動作を、脚に任せてください」
体験会スタッフの言葉に従い、足を前に踏み出すと──
草がサクッと、まるで息をするように刈れる。
全身の重みが、地面に自然と流れていく感覚。
作業後の加藤さんの顔は、少し照れたように、笑っていた。
守りたいものを、守れる未来へ
草刈進を導入してから、草刈りは「きつい」作業ではなくなった。
山の手入れも間に合い、隣地からの苦情もなくなった。
肩と腰の痛みも減り、空地の雑草にもすぐ対応できる。
「まだ、手放すには早いよな。
もう少し、父さんの土地、守ってみようと思うんだ。」
そう語る加藤さんの目には、誇りと静かな覚悟が宿っていた。
※この物語は、フィクションです。
「草刈進」の特徴
弊社の「草刈進」は、脚の力を利用し草を刈ることが出来ます。
腕と比べて5~7倍ほど力が強いと言われている脚を使い、
さらに力の伝達を短くすることでロスを少なくし、労力を半減させます。
しかも、腰ベルト式なので、空調服を使用し快適に作業ができます。

「草刈進」を使うとこんなにラクラク‼

一般的な草刈機は肩から下げて、足から手までを使って振り回すため、全身で行う重労働です。

「草刈進」は脚の力を利用して草を刈ることが出来るのでとてもラク。しかも、腰ベルト式なので空調服の着用がOK!真夏でも快適に草刈りが出来ます。
一般的な草刈機は肩から下げて、足から手までを使って振り回すため、全身で行う重労働です。

「草刈進」は脚の力を利用して草を刈ることが出来るのでとてもラク。しかも、腰ベルト式なので空調服の着用がOK!真夏でも快適に草刈りが出来ます。
草刈機の身体負担低減効果に関する試験結果
作業時の左右ハンドルに掛かる荷重を測定した結果、ハンドルを変更した開発品についてはピーク荷重、力積、いずれも従来品に比べ有意に減少することが確認された。 その減少は約45%でした。
新潟県工業技術総合研究所データより


「草刈進」がラクな理由
人間の筋肉の7割は下半身に集まっています。「草刈進」は腕の筋力だけに頼らず、脚を使うのが特徴です。腕の約5倍も力が強いと言われる脚の力を使うことで腕にかかっていた負担を軽減。さらに力の伝達距離を短くすることでロスを少なくし、労力を半減させます。
歩き方のコツ
「草刈進」の使い方

ハンドルを組み替え、腰ベルトと膝当てを装着します。
各メーカーのハンドルに取り付け可能!
吊り下げ式両ハンドルタイプの草刈機に組み替えて使用します。ハンドルが直径18〜19mmであれば各メーカーの草刈機に対応します。


草刈機のエンジンをかけて、腰ベルトの左側の吊り金具にセットします。


作業姿勢と足運びは同じで、右足が前で1歩づつ進みます。


1歩づつ進む際に、右膝でハンドルを押し草を刈ります。
その際に注意するのは、右足のつま先を地面から離さないで膝で押すことです。


脚の力が直接ハンドルに伝わり楽に草を刈ることが出来ます。
何度か使用し自分に合った吊位置、ハンドル位置を調整するとより快適にご使用できます。





